高次相互変調ひずみのゲート接続インピーダンス依存性の解析とパワーアンプのディジタル変調ひずみの改善
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ディジタル携帯電話システムで用いられるπ/4シフトQPSK変調方式は, 周波数利用効率を重視するものであるが, 電力増幅器としては線形性が要求され, 効率の点で厳しい条件となっている.本研究は, この問題を解決する一指針を提案するものである.本研究では, ACPの入力依存性に生じる変曲点あるいはバンプがひずみの低減に有効な場合があることに注目し, FETのゲートに接続するインピーダンスをZesとした場合に, 変曲点あるいはバンプの発生とZesとの関係について, IM5を通してVolterra級数を用いて定量的に明らかにした.そして, これら変曲点あるいはバンプを効果的に発生させることにより, IM5を抑圧できる手法を解析的に求め, この手法をPHS用途のパワーアンプMMICの設計に適用し, 変調ひずみの低減と効率向上を達成したことを示す.
- 2000-06-25
著者
-
楠 繁雄
ソニー株式会社パーソナルITネットワークカンパニー
-
古田 武司
ソニー株式会社コアテクノロジー&ネットワークカンパニー
-
村上 義和
ソニー株式会社コアテクノロジー&ネットワークカンパニー
-
古田 武司
ソニー株式会社コアテクノロジー&ネットワークカンパニー
-
村上 義和
ソニー株式会社コアテクノロジー&ネットワークカンパニー