大型車のヨーイング固有振動数の確認
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概要
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乗用車のヨーイングの固有振動数は1〜2Hzであるのに対して大型車は0.1〜0.3Hzと低いことを実験と計算解析によって示す。従来、この様な低周波域の解析は人間の操舵が影響し徹底していなかった。当研究では、ステアリングホィールをアンカーロッドによって固定して直進走行して車両運動を計測する実験とISO/TR8726によるランダム入力応答実験を実施して大型車のヨーイング固有振動数を把握した。この固有振動数はタイヤ特性の影響を受け車速の上昇に伴い低下すること、また低周波数の主因は操舵系の中立剛性であることを明らかにした。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-10-16