地震に関連する電離層擾乱
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概要
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地震に関連する電離層の擾乱は放送局からの電磁波が見通し距離外で受信されることや、電離層ゾンデの観測などから検出されている。この擾乱メカニズムの一つの解釈として地震に関連して地表が帯電し、そのため大気電場が発生し結果として電離層を擾乱させている可能性が考えられる。そこで我々はコロナ電流の観測によって大気電場、電離層ゾンデにより電離層を同時に観測することによって、電離層擾乱の物理的過程を明らかにしようと試みる。ゆえに台湾に5カ所、日本に6カ所の大気電場観測地点を設置し常時観測を行っている。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-08-14