電子政府最前線 : 現状と将来へ向けた課題
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概要
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近年、電子政府についての議論が活発化している。本稿では、電子政府についての歴史的背景と先進的海外事例についてふれ、国内の電子政府プロジェクトが国レベルから地方公共団体レベルへの移行段階に至ったことを鑑み今後の動向について言及する。ここでいう電子政府技術とは、「より多くの情報やサービスを、より効率的、効果的に市民や企業に出来る技術」であり、行政のIT化は、カスタマー(一般の市民や企業)のためのIT技術の活用を意味する。アメリカやイギリス、シンガポールなどの先進国は、年代別や用途別のポータルサイトを構築し、利用者が使いやすいシステム作りに努力しており、この模様について紹介する。その後、日本の電子政府構築の現状を説明し近未来の電子政府の課題に言及する。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-09-05