変革期の経営戦略のための知識創造プロセス
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概要
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情報革命という変革期の経営戦略を経営環境の不確実性という観点で再検討し、新たな価値を創造するイノベーション戦略を実践し、成功させるために必要となる中核的な経営資源である知識をいかに獲得するかに着目して、知識創造プロセスと関連付けて検討する。 本論文では、企業レベルの戦略を、事業分野における価値連鎖の枠組みの違いと戦略を可能にする人的資源を対象に、「事業ポートフォリオ戦略」、「事業創造戦略」および「能力開発戦略」に類型化する。また、能力開発戦略での組織的な知識創造プロセスを、情報と知識の個人と組織間での相互変換過程と捉え、「情報化」、「集約化」、「体系化」、「具現化」という4つのフェーズから構成されるスパイラルプロセスとするモデルを提案する。
- 2001-04-06