バイオインフォマティックスにおける並列分散処理
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概要
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ゲノムプロジェクトなどの進展により、遺伝子やタンパク質などの多種多様な情報が急激に増大している。その様なデータの解析から生物学的に有意な情報を抽出するのがバイオインフォマティックスであるが、その一例としてタンパク質の分子シミュレーションをとり上げる。タンパク質はフラストレートした系であり、シミュレーションに多くの計算時間を必要とするため、並列化など様々な計算の高速化が検討されている。ここでは、分子シミュレーションにおける計算の特質とその高速化に関して現状や問題点を述べるとともに、インターネットにおける分散コンピューティング環境での計算例にも触れる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-07-05