携帯電話機へのLinuxの採用 : ソフトウェア開発効率UPと品質向上をめざして(MoMuC特別セッション)
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概要
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近年、携帯電話機においては、Webブラウザ、Java実行環境、動画機能、カメラ搭載等による高機能化によって、携帯電話機に実装されるソフトウェアの規模が増大しており、従来のリアルタイムOS(RTOS)上での開発では製造・検査工数、品質確保の面から限界に達していると言えるが、このようなマルチメディア系技術は今後とも更なる高機能化が進むと考えられる。こうした状況に対応するために、携帯電話機のCPUを無線制御系を処理する通信系CPUと、マルチメディアやユーザインターフェース系を処理するアプリケーション系CPUの2個のCPUで処理を行う、2CPUソリューションを推進中である。特にアプリケーション系CPUはRTOSに代わって高機能OSを採用することにより、ソフトウェアの開発効率UPと品質向上が期待できる。本稿では、弊社が携帯電話機のアプリケーション系CPU用高機能OSとしてLinuxを採用し、ソフトウェアの品質向上と開発効率UPをめざし、特に開発効率UPの面では携帯電話機用のプラットフォームのAPI(Application Program Interface)をオープンにし、ユーザにとって魅力あるアプリケーションソフトをリクルートする、というオープン化政策を推進していることを示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2004-02-26
著者
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前田 幸二
日本電気株式会社 モバイルターミナルソフトウェア開発本部
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吉本 晃
日本電気株式会社 モバイルターミナルソフトウェア開発本部
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福永 雅次郎
日本電気株式会社 モバイルターミナルソフトウェア開発本部
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