岩手県と沖縄県の小学校における遠隔協調授業の実験(<特集> 遠隔教育/一般)

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概要

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近年,小学校においてもコンピュータやネットワークを使った授業が多く実施されている.特に遠隔授業は距離を克服し,多彩で効果的な授業を可能とすることから注目されている.しかし,これまで行われている多くの遠隔授業は,教師等からの知識授与型であり,生徒が聞き手側に回ってしまうため,生徒の学習意欲が低下しやすい傾向にあった.それに対し,我々は生徒が主体的にかつ遠隔地の生徒と協調しながら遠隔授業を進めていくことにより,生徒の学習意欲を引き出す遠隔授業の提案を行った.また,小学生が共同で資料の作成や,発表ができるNetMeetingをベースとした遠隔協調授業支援システムを試作した.試作したシステムを利用し,岩手県内の小学校と沖縄県内の小学校をVPNで接続し,提案した授業の実施実験と評価を行った.
社団法人電子情報通信学会の論文
2004-02-27

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