Reed-Solomon符号の完全重み分布へのあるアプローチについて
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概要
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本報告は,第2回シャノン理論ワークショップで発表した内容に若干の修正を加えたものを主要テーマとして議論する.すなわち. Reed-Solomon符号の重みtを有する符号語のうち,情報記号部の重みW_<inf>とW_<inf>-1を有する符号語数間の比に関する規則性を複数の実験結果より求める.そして,この比を漸化的に用いれば,符号語を情報記号部と検査記号部とに分離した際のそれぞれのHamming重み分布を明らかにできる.しかし,残念ながらこの規則を証明するには至っていない.そこでこの規則を証明していく上で,いくつか考えられる論点とReed-Solomon符号の完全重み分布を解析的に解決するための糸口との関連について若干の議論を与える.
- 2004-09-10