周波数領域におけるブロック量子化制御を用いた電子透かし方式(ディジタル信号処理,スペクトル拡散及び一般)

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
電子透かし技術は、ディジタルコンテンツの不正コピーを防止・抑止する手段の一つであり、これまでに様々な方式が提案されている。画像の電子透かし技術で重要な透かし情報の埋め込み方法としては、特に、検出の際に原画像を必要としない、量子化制御法が注目されている。従来の量子化制御埋め込み法では、透かし情報1ビットを1つの変換係数に埋め込むため、情報検出時の誤り率を小さく抑えるには、埋め込み強度、即ち、量子化ステップサイズを高く設定する必要があり視覚的な画質劣化を招きやすい。そこで本論文では、1ビットを複数個の変換係数に埋め込むブロック量子化制御を用いた電子透かし法を提案する。この方法を用いることにより同じ検出誤り率に対して量子化ステップサイズを小さく設定することが可能となり、透かし時報埋め込みによる視覚的な画質劣化の低減が期待できる。
一般社団法人電子情報通信学会の論文
2003-07-10

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク