RFIDを用いた配線盤によるネットワークマネージメントについて(ユビキタス時代のNWシステム・サービス,一般)

概要

論文の詳細を見る
ネットワーク構成を頻繁に変更するシステムでは,ケーブルの誤配線や半差しといった物理的な要因により障害が発生することも少なくない,また,システムが巨大化すればするほど障害発生時に受けるダメージも多大な物になるが,配線情報が適確に把握できていない場合,早急に障害復旧することができない,このような背景を基に,物理的な接続を監視管理し,障害が発生した際にも迅速に対応できるシステムを開発した.本橋で述べるシステムは, RFID (Radio Frequency IDentification)を搭載したコネクタと,アンテナを搭載したアダプタを用いることにより,コネクタ情報を検知し,接続状態を配線情報として制御端末にて取り込み集中管理することを可能とした,また,その他の機能として,配線情報収集機能,ナビゲーション機能がある,さらに, RFIDの特性を有効に活用することにより実現できる挿抜回数カウント機能や挿抜履歴情報管理機能など,新たな配線管理情報機能の拡張性について述べる.
2003-10-17