オペレーティングモデルを用いたABC算定ルールの検討
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概要
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ABC算定ルール2-2を,オペレーティングモデルを用いたシミュレーションによって検討した。オペレーティングモデルはプロダクションモデルを基礎とし,資源の確率的な変動と資源量指数の観測誤差を仮定した。結果は算定ルール2-2は得られる漁獲量も少なく,管理に失敗する可能性も高いことを示している。資源量指数のトレンドや水準を用いた管理も検討したが,ルール2-2より安全で漁獲量も多かった。対象資源に対応したオペレーティングモデルを作成し,シミュレーションにより不確実性に頑健な管理方法を開発する必要がある。
- 公益社団法人日本水産学会の論文
- 2004-11-15