データ精度およびデータ数が相関係数におよぼす影響について
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概要
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本来有意であるはずの変量が,相関係数の検定で有意とならないことがしばしばある.この理由として,データ精度,データ数などの影響が考えられる.そこで,データ精度が単相関係数にどの程度の影響を与えるかについて調べ,さらに単相関係数の検定により有意な変量を抽出するためには,どの位のデータ精度,データ数が必要になるかについても調べた.なお本論文では,真の相関係数が,1.0, 0.707および0.5 (寄与率で1.0, 0.5および0.25) のそれぞれの場合について,有意となるために必要なデータ精度とデータ数との関係を図で示した.データ精度が悪いために,有意な変量を抽出することができないと思われるときは i) データ精度を上げ,データを取り直す ii) データ数をふやす iii) データ精度を考慮した修正相関係数で解析する のいずれか1つの処置をとることを提案する.
- 社団法人日本品質管理学会の論文
- 1973-07-15
著者
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