7. 好酸球の電顕組織化学的研究
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概要
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前回、我々は、Compound 48/80(48/80)を腹腔内に投与し、肥満細胞が消失した後の腹腔好酸球の酸性フォスファターゼ活性を報告した。今回、同様にSprdgue-Duwley ratの腹腔中に48/80を投与し、ベルオキシダーゼ活性を電顕組織化学的に観察した。48/80投与後、1日、2日、3日と顆粒内ベルオキシダーゼ活性は通常より強い活性を示し、細胞外に、ベルオキシダーゼを分泌していると思われる像がみとめられたが、酸性フォスファターゼ活性のように、顆粒内活性を全く消失することはないようである。好酸球の酸性フォスファターゼ活性に関しては、凍結切片、遊離の状態で又、凍結再浮遊の状態で反応させ、それぞれの相違もあわせて報告したい。
- 日本組織細胞化学会の論文
- 1977-10-20