新車開発期間超短縮における"支援"の有効性に関する研究(投稿論文)
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概要
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新車開発期間超短縮は自動車業界における必達の課題の一つである.従来この問題は,ITの発展などの技術的課題か開発組織・プロセスの効率性の問題として扱われてきた.本稿は,参加するエージェントの行動様式の視点からとらえた.複数のエージェントが個々の活動の局面において,相手の仕事への支援行為をとることによって期間短縮が大幅に進むことを明らかにする.その際各エージェントに求められる利他性をゲーム理論に利他性の因子を導入して明らかにした.求められた閾値を各エージェントが越えると支援行為は急速に広がっていく.行動様式の変容から超短縮プロセスを考える時,コンカレントエンジニアリングは従来の業務分掌内の協力から,業務分掌を超えてお互いに相手を助け合う"支援"の方向に今後シフトしていくと思われる.
- 社団法人日本品質管理学会の論文
- 2002-07-15
著者
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