問題解決とQC手法活用における要素と要因の役割
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概要
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問題または課題の解決において,現状把握のための調査分析は非常に重要であるが,その分析作業で試行錯誤することが多い.現状分析で難航することの原因の1つは,問題の定義に絡んで問題を構成する要素を,問題を引き起こす要因との区別があいまいなままで取り組むことにある.本稿では,要素と要因の性質と違いを考慮し,問題解決における両者の役割を規定した.すなわち,手始めには問題の構成要素を明確にする作業から入り,次いで要因を摘出する作業に移るのがよい.また,言語データ整理のQC手法活用においても,要素と要因の区別と使い分けがポイントになることを述べた.
- 社団法人日本品質管理学会の論文
- 1996-04-15
著者
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