細胞分離材開発の現況と今後の可能性
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概要
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近年, 免疫学の伸展に伴い, 白血球・リンパ球分離の医療への応用が積極的に検討されている. 白血球及び白血球関連細胞分離の医療への応用に関しては, 輸血副作用防止のための白血球除去フィルターが既に実用化されているが, これに加えて最近では体外循環白血球除去療法, 開心術時の変性白血球の除去, 胸管ドレナージでの血漿成分回収・リンパ球除去, 同種骨髄移植の際のGVH反応防止のためのT細胞除去が検討されてきた. 更に現在は白血球や造血幹細胞の分離・活性化・増殖を伴うTIL, 遺伝子導入TIL, 自家骨髄移植なども臨床段階での研究が盛んに行われている. これらの白血球及び白血球関連細胞の分離に用いられている材料について, 現状と今後の可能性について概説した.
- 1995-04-30
著者
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