水中での網地運動のモデリング
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概要
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水中での網地運動の数値計算を試みた。結節を中心とする一定の範囲を基本的計算要素とした。要素内の質量は結節に集中するとし,そこでの力の釣り合いより運動方程式をたて結節の軌跡を求めた。抗力係数は実験式を用いた。網地形状が安定した時,結節に働く力の主なものは流体抵抗と張力であった。また重力とモーメント力の値は比較的小さいが重力に比較しモーメント力は無視できない水準となった。脚のバネ定数の値により流体中の網地形状が変化するため計算の精度を高めるためには抗力係数のみでなく適切なバネ定数を与える必要がある。
- 公益社団法人日本水産学会の論文
- 2004-05-15