飼育照度の異なる人工マダイ稚魚の放流直後の行動
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概要
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中間育成時の水面照度について,低照度で育成された実験群と高照度で育成された対照群の人工種苗マダイ2群を天然海域に同時に放流し,放流後の行動と個体数変化を調べた。マダイの行動型は,群がり型と単独型に分けられた。単独型個体において,実験群は対照群に比して個体数および分布の広がりにおいて常に優勢であった。この2育成群の差は,放流マダイ稚魚の行動が群がり型から単独型に変化する過程で,縄張りを獲得できた個体とそうでない個体の個体数の差として,放流後4〜5日の期間に表れたものと考えられた。
- 社団法人日本水産学会の論文
- 2004-03-15
著者
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福永 辰廣
(独)水産総合研究センター伯方島栽培漁業センター:(現)(独)水産総合研究センター栽培漁業部
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山田 徹生
(独)水産総合研究センター伯方島栽培漁業センター
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加治 俊二
(独)水産総合研究センター伯方島栽培漁業センター
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渡辺 税
(独)水産総合研究センター伯方島栽培漁業センター
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長谷川 恵美子
(独)水産総合研究センター伯方島栽培漁業センター
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渡辺 税
(独)水産総合研究センター伯方島栽培漁業センター:(現)(独)水産総合研究センター宮津栽培漁業センター
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加治 俊二
(独)水産総合研究センター伯方島栽培漁業センター:(現)(独)水産総合研究センター志布志栽培漁業センター
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山田 徹生
(独)水産総合研究センター伯方島栽培漁業センター:(現)(独)水産総合研究センター宮古栽培漁業センター
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