東シナ海産アカアマダイの水揚実態とY/R解析
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概要
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1996年4月から1999年3月までの長崎魚市場の資料より,アカアマダイの水揚実態について分析した。日本の延縄漁船による水揚量の減少は漁船隻数の減少と資源の悪化による。中国船は30cm以下の小型魚を中心に水揚げしており,長崎市場のアカアマダイ取扱量の大半を占めた。また,全長30cm以下の小型魚は延縄船と中国船のいずれでも価格が低い。加入当たり漁獲金額(Yp/R)解析から,これら小型魚を保護する方策をとることによって,水揚金額の増加が期待されることが明らかとなった。
- 公益社団法人日本水産学会の論文
- 2004-01-15