日本海の浅海岩礁域で優占する植食性巻貝 3 種の日周行動
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
日本海の浅海岩礁域で優占する値食性巻貝3種, サザエ, オオコシダカガンガラ, ウラウズガイの日周行動を, 実験室内で超高感度テレビカメラを用いて観察した。前2種は夜行性を示し, それぞれ8∿11cm/minおよび2∿5cm/minの速度で移動し, 24時間あたりの移動距離は37∿39m, 5∿13m, 移動時間は7および3∿6時間であった。ウラウズガイでは前2種のような顕著な日周リズムはみられず, 速度, 移動距離, 移動時間とも前2種より少なく, 不活発であった。このような行動特性を捕食者との関係で論議した。
- 公益社団法人日本水産学会の論文
- 2001-11-15
著者
関連論文
- 日本における海産生物の人為的移入と分散 : 日本ベントス学会自然環境保全委員会によるアンケート調査の結果から
- 新潟県粟島におけるサザエの消化管内容物と海藻植生の関係
- 日本海の浅海岩礁域で優占する植食性巻貝 3 種の日周行動