伊豆半島・岩地湾におけるアマモ群落の垂直分布と季節変動について
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概要
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岩地湾のアマモは, 水深3∿11mの範囲に生育し, 生育下限の水深12mでの相対照度は11%であった。現存量および葉面積指数は, 7月に最大となり, それぞれ888g。生重量/m^2(水深7m), 約3(水深10m)を示した。生殖株の出現率は6月で最も高く, 水深7mでは36%であった。岩地湾のアマモは, 7∿10mの深所で生育が良く, その主な理由としては, 透明度が極めて高く, また日照時間と日射量のいずれも, 他府県とくらべて高い値を示すという, 自然環境特性によるものと推察される。
- 公益社団法人日本水産学会の論文
- 2000-03-15