高ヒアルロン酸胸腹水の臨床病理学的検討,とくに他の粘性胸腹水との鑑別について
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概要
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高ヒアルロン酸胸水,腹膜偽粘液腫,高精蛋白腹水の各1例を臨床病理学的に比較検討した.高ヒアルロン酸胸水と高精蛋白腹水は共に高粘度とムチンクロット形成能を示すがどちらも前者に程度が高く,また前者はヒアルロニダーゼによって,後者はプロナーゼによって著明な粘度の低下を示した.腹膜偽粘液腫は組織化された糖蛋白としての性格を示し,プロナーゼにより溶解した.
- 日本肺癌学会の論文
- 1974-09-02
著者
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