扁長回転楕円体の回折係数について
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概要
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従来、音場系の数値的解析を図るには、人間の頭を球殻で近似して両耳相当部分に生じる音圧から、回折係数、等価両耳間距離、両耳間音圧相関係数を算出していた。本報告では、人間の頭を回転軸をz軸とする扁長回転楕円体で近似して、回折係数、等価両耳間距離、両耳間音圧相関係数を算出し、人頭及びKEMAR擬似頭を用いて、先に報告されている実測値と比較検討を行っている。その結果、音場における人頭の計算モデルとして、球殻よりも扁長回転楕円体が適合していることが明らかになった。
- 社団法人日本音響学会の論文
- 1989-07-01
著者
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