電弧の騷音に就いて
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概要
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本文は主として炭素電弧の叱音其の他の騷音發生の機構を研究する目的で行つた實驗の一部であつて、純炭素電弧竝に原子水素電弧の電弧電壓、騷音音壓及び電弧柱の光度の時間的變化を電磁オシログラフによつて調べた結果を要約し、更に高速度寫眞による電弧柱の運動状態の觀察を追加したものである。炭素電弧の騷音には少くとも純叱音形式と吹弧形式との二種が存在し、原子水素電弧では後者のみが純粹な形で現れることを認めた。又電弧電壓、騷音及び光度の間に密接な關係のあることを確かめることが出來た。
- 社団法人日本音響学会の論文
- 1943-04-28