濁水中の超音波減衰
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
個体微粒を縣濁せる水中の超音波減衰は、微粒を核として発生する気泡に基づくものならんとの予想に従って、砂岩の粉末、赤土、歯磨粉、プランクトンを縣濁せる濁水において実験を行った。最初に常温で空気を飽和状態まで溶した資料を約20℃まで温度を上げ又元の温度まで下げる間の93kc超音波に対する減衰を測定したが、温度上昇と共に減衰は増加し温度下降によって減衰が消滅する事及清水ならば温度変化あっても減衰に変化を生じない事から予想が確かめられた。
- 社団法人日本音響学会の論文
- 1943-01-30