肺癌患者末梢血単核球N.K.活性の検討
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概要
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肺癌60症例にN.K.活性を測定し,Stage,組織型,持統低活性例,手術侵襲,術後化学療法とN.K、活性の関係につき検討を行なった.Stageの進行とともにN.K.活性は低下し,扁平上皮癌に比し腺癌で低活性を示した.持続的低活性例では,重複癌,若年者の進行癌を認めた.手術侵襲からのN.K.活性の回復は,高令者群で1週後,多量の術中出血量群で2週後,StageW,長時間手術群で3週後の回復率が低下していた.術後化学療法では,N.K.活性は低下しなかった.
- 日本肺癌学会の論文
- 1986-02-28