東京地区における肺癌患者の背景因子について
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概要
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東京地区における7病院の肺癌入院患者135例について, 職業, 生活状況, 最終学歴, 胸部疾患の既往, 検診の受診状況, 発見動機, 入院時期の遅れ, 入院までの受診状況, 入院までの病名告知などの背景因子について調査した.いくつかの問題点を抽出しえたが, なかでも, 検診による比較的早期の肺癌発見が明かに有利であるにもかかわらず, 検診内容の不十分さ, 職場検診以外の検診体制は不十分さのため, 検診の意義が十分発揮されていないことが明かにされた.
- 日本肺癌学会の論文
- 1985-04-30