(3)制癌剤 : 第12回肺癌学会九州支部会
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概要
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癌腫に対する外科的療法の成績を向上させるためには,まず転移の問題を解決してゆかねばならない.N_1,N_2まで進展したstageの進んだ症例を中心に私どもの試みている制癌剤のtopicaladministrationの効果について述べた.本法によれば制癌剤を選択的かつ持続的に転移好発リンパ節に到達せしめ知期間で充分な効果を求めうる.また対側縦隔リンパ節のようなinvisibleな癌細胞よりの再発や転移にも対処することができる.すなわち,SurgiCalな廓清を吏に補い,より高いcurabilityを期待することができる.本法は手術対象として頻度がたかく且つ問題の多いStageII,III症例のadjuvanttherapyとして有意義な手段であると考える.
- 日本肺癌学会の論文
- 1974-12-30
著者
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