11.原発性肺リンパ肉腫の一例 : 第48回肺癌学会関東支部会
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概要
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43才の男子.胸部X線上の異常陰影を主訴として受診.正面断層にて均等,周囲不鮮明な陰影を認め,側面断層にて8cmの部位に癌放射のような放射状陰影を認めた.気管支造影ではB2bの末梢先細っ像がみられ,Ga^^^<67>による胸部シンチグラムでは陽性所見を示した。右上葉切除術リンパ節廓清を行った.腫瘤はS_2を中心に限局していた.肉眼的には腫瘤は気管支腔をとりまくようにして,師実質内に増殖していた.また腫瘍細胞は,原形質の乏しい類だ円形,球形の核をもったリンパ球であった.一部"germinalCenter"を形成していた.リンパ節転移(一).原発性肺リンパ肉腫と診断した.
- 日本肺癌学会の論文
- 1974-06-25
著者
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