肺癌の臨床病理学的研究:殊にその組織亜型について
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概要
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新潟大学病理学教室の過去20年間の肺癌剖検例214例を肺癌学会新分類に基づき臨床病理学的に統計的処理を加え検討した。要約すると腺癌が多く,特に女性肺癌の60%を占めるが,漸減し,類表皮癌,小細胞癌,腺表皮癌が相対的に増加傾向を示している。年令は60歳台に多く,組織型に差はないが,性比では類表皮癌,大細胞癌が男性優位である。全経過は類表皮癌で長く,臓器転移も低率である。さらに亜分類による検討も加えた。
- 日本肺癌学会の論文
- 1981-12-25