Dimethylnitrosamineおよびdiethylnitrosamineの経口投与による肺腫瘍の形成
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概要
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DMNおよびDENをddN,ICRおよびC3H/AHe系マウスに経口投与することで,肺,肝その他の臓器に腫瘍の発生をみた。肺腺腫は133例中63例に,肺癌は19例に発生した。19例中3例は転移形成を伴っていた。肺腺腫は肺胞上皮または細気管支上皮より発生し,増大するにつれて両パターンの混在した腺腫になった。腺腫のあるものは癌腫に進展するが,大部分の癌は腺腫と無関係に発生したものと考えられる。
- 日本肺癌学会の論文
- 1970-08-10