超音波パルス反射法における非線形効果の利用 : 減衰, 及び非線形係数に関する測定法
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概要
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本論文では、低周波ポンプ波パルスに重畳した高周波プローブ波パルスの伝搬による非線形歪が媒質の減衰特性や非線形パラメータ等の音響特性に影響されることに注目し、プローブ波の受信エコーの変調特性からこれらの音響特性を測定する方法を提案した。次に本手法を生体のような音波散乱媒質に適用した場合、エコーの干渉による受信信号のスペクトルの乱れを除去できる可能性があることを示した。更に試作した送受信実験装置によりテスト物体の減衰特性や非線形パラメータに関連する量が得られ、ほぼ妥当な値であることを実験で示した。
- 1990-12-01
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