計算力学的手法による板の音響透過特性解析
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概要
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本論では、板の遮音特性を有限要素法により計算力学的に求める手法の提示を行った。音響系と板の連成を減衰項及び外力項として取り扱い、減衰項を放射インピーダンスに比例する形でモードごとに変化させた上で、モード解析法を適用し板振動及び放射音圧を求めるものである。3種の平板を対象として、まず解析解による検討から、モード解析法を用いモード間の連成を無視するため反共振現象が記述されないものの、透過損失の大要の把握は十分可能であることを示した後、本手法へ長方形板曲げ要素を適用すればモードの良い近似が得られ、これに解析的に求めた放射インピーダンスの値を導入することにより透過損失の良好な近似が得られることを示した。
- 社団法人日本音響学会の論文
- 1988-04-01
著者
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