マルチチャネルコントロールルームの音響設計
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概要
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NHKでは,これまでに計11室のマルチチャネルコントロールルームを整備してきた。整備にあたっては,放送伝送系への適合を基本に映画音響などとの互換性をも考慮し,広い視野からマルチチャネルに取り組んできた。また,音声だけにとどまらず,ハイビジョンの大画面などの"映像と音響の相乗効果"についても,番組制作と建築音響設計法の両面から研究開発を行ってきた。これらの成果をマルチチャネルコントロールルームの技術基準としてまとめ,AESのTECHNICAL DOCUMENTの中にも,この基準が採用されている。マルチチャネル方式の概要,コントロールルームの技術基準,音響設計の考え方及びその具体例を紹介する。
- 社団法人日本音響学会の論文
- 2002-12-25