肺癌患者における同種癌培養細胞株に対する殺細胞試験の検討
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概要
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肺癌培養株化細胞を標的細胞とし, 主として肺癌患者末梢血リンパ球の細胞障害試験を行った.細胞障害率は肺癌病期別では病期の進行と共に低下した.肺癌治癒手術群では術後月数の経過とともに一定期間著明な上昇傾向を示し, 一方非治癒手術群や非手術群では月数と共に低下傾向を示した.以上より, 同種癌培養株化細胞に対するリンパ球の細胞障害試験は, 癌患者の免疫能の検索において有用なパラメーターとなり得ると思われた.
- 日本肺癌学会の論文
- 1980-09-25
著者
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