ベンツピレンによるラットの肺腫瘍発生とステロイドホルモン代謝酵素△^4-hydrogenase活性の変動
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概要
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ベンツピレンの経気道的1回投与によるラット肺腫瘍発生実験に際し,腫瘍発生群では肝におけるステロイドホルモン代謝酵素のΔ^4-hydrogenase活性が低下することを認めた.また本酵素が作用する際に必要なTPNHの産生を高めるキシリトール併用群では肺腫瘍発現率が低かった.逆にプレドニゾロン併用によって血中ステロイドホルモンレベルを高めた群では肺腫瘍発現率が高くなっており,本酵素活性の変動と腫瘍発生ないしは腫瘍の増殖速度との関連が密なることが認められた.
- 日本肺癌学会の論文
- 1977-03-25
著者
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