蓚酸カルシウム結晶の尿細管細胞付着に及ぼすヒト尿の影響について
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概要
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(目的)修酸カルシウム1水和物(COM)結晶のMadin-Darby canine kidney (MDCK)細胞表面における付着に対するヒト尿の影響を検討した.(方法)結晶付着実験:定量培養したMDCK細胞に,種々の処理を行った尿を加えたCOM結晶懸濁液を5分間反応させた.細胞に付着した結晶量は,カルシウム濃度として原子吸光分析器で測定した.上記の実験系を用いて(1)ヒト尿のCOM結晶のMDCK細胞への付着に対する影響,(2)尿の結晶付着抑制作用は結晶あるいは細胞のどちらに作用して発現するのかの検討,(3)尿中の特異的な結晶付着抑制物質を探究,(4)再発性尿路結石症患者27名および正常健康人8名の尿における付着抑制作用の比較などを行った.
- 社団法人日本泌尿器科学会の論文
- 1998-12-20
著者
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