膀胱腫瘍の深達度診断における粘膜下造影法の応用

元データ 1993-07-20 社団法人日本泌尿器科学会

概要

膀胱腫瘍の深達度に粘膜下造影法を用い検討した.対象は膀胱腫瘍10症例ですべて移行上皮癌である.方法はへーベル付き膀胱鏡を用い,腫瘍から1cm尿道側より1カ所に1ccずつ,1から3カ所膀胱注射針で粘膜下に注入した.造影剤は,水溶性造影剤イソヘキソールを用いて,注入後30分以内に,正面と側面像をX線撮影した.検討方法は,同一症例において粘膜下造影法,経腹的超音波断層撮影法, CTおよびMRIを施行し術後の病理組織学的深達度と比較した.膀胱粘膜下造影法の深達度は3型に分類された.I型は,造影剤の拡散がまったく障害されていたいもので,diffuse型,II型は,わずかに拡散が障害されているもので,I型とIII型の中間型border-line型,III型は,完全な拡散障害があるもので, defect型とした.正診率は,粘膜下造影法(70%),経腹的超音波断層撮影法(62.5%),CT(44.4%),MRI(66.7%)であり,粘膜下造影では正診率はTa,T2以上で高く,T1で低かった.

著者

佐々木 春明 昭和大学藤が丘病院泌尿器科
佐々木 春明 昭和大学藤が丘病院
甲斐 祥生 昭和大学藤が丘病院泌尿器科
小野寺 恭忠 小野寺恭忠クリニック
小野寺 恭忠 昭和大学藤が丘病院泌尿器科
池内 隆夫 昭和大学藤が丘病院泌尿器科
濱島 寿充 昭和大学藤が丘病院泌尿器科
吉川 裕康 昭和大学藤が丘病院泌尿器科
長谷川 和則 昭和大学藤が丘病院泌尿器科
与儀 実夫 昭和大学藤が丘病院泌尿器科
井口 宏 昭和大学藤が丘病院泌尿器科
松本 恵一 昭和大学藤が丘病院泌尿器科
浜島 寿充 横浜総合病院泌尿器科
濱島 寿充 昭和大学藤が丘病院
長谷川 和則 太田福島総合病院泌尿器科
池内 隆夫 昭和大学藤が丘病院
与儀 実夫 昭和大学医学部附属藤が丘病院 泌尿器科
井口 宏 中央林間病院泌尿器科
吉川 裕康 昭和大学藤が丘病院
松本 恵一 昭和大学 藤が丘病院 泌尿器科
小野寺 恭忠 昭和大学医学部附属藤が丘病院 泌尿器科
浜島 寿光 横浜総合病院泌尿器科

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