高精度放射性炭素年代測定にもとづく肘折カルデラの噴火年代
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概要
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肘折大酔流(ステージ1と4;村上・川口,1994)の放射性炭素年代測定値を8つ報告する.ステージ1火砕流堆積物の年代値(同位体分別補正済)は比較的まとまる一方,ステージ4ではばらつきが大きい.ステージ4試料にみられた年代の大きなばらつきの原因は,得られた試料の性質(保存状態が悪く炭素含有量も少ない)に起因すると考えられる.ステージ1と4の年代値には,明らかな違いが認められない.肘折火山は約12,000年前(歴年代)に噴火活動を開始後,短時間で活動のピークを迎えたと考えられる.
- 特定非営利活動法人日本火山学会の論文
- 2004-08-31
著者
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