岡山県に分布する下部白亜系から得られた砕屑性クロムスピネルの化学組成と供給源
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概要
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岡山県西部には河川成堆積物からなる下部白亜系硯石層が点在しており, 重鉱物としてクロムスピネルを含んでいる。本研究ではクロムスピネルの化学組成をEPMA分析によって測定し, 組成の特徴からこれらのクロムスピネルを供給した地質さらに岩体を検討した。測定結果から, これらは貫入岩や島弧の火山岩よりもオフィオライトを構成する超塩基性岩からもたらされたものであることが考えられる。由来した岩石は主にハルツバ-ジャイトとダナイトと推定される。蛇紋岩化したダナイト-ハルツバ-ジャイトからなる岩体は調査地域北方に分布しており, 特にその内の大佐山岩体と足立岩体は供給源として可能性が高い。
- 日本地質学会の論文
- 1997-06-30
著者
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鈴木 茂之
Department Of Earth Sciences Faculty Of Science Okayama University
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柴田 次夫
Department of Earth Sciences, Faculty of Science, Okayama University
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アシード ダニエルK.
Department of Earth Sciences, Faculty of Science, Okayama University
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アシード ダニエルk.
Department Of Earth Sciences Faculty Of Science Okayama University
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柴田 次夫
Department Of Earth Sciences Faculty Of Science Okayama University
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鈴木 茂之
広島大・理
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