冷却するマグマ直上に発達するマグマ性高温地熱系 : 九重火山におけるケーススタディー
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概要
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九州中部地域の別府-島原地溝内にある九重火山は島弧の典型的な安山岩質火山の1つである。この九重火山の周辺には100〜250 mW/m^2の高熱流量地域が存在している。この高熱流量は地表下4 km以深に存在する冷却中のマグマの効果として説明される。この冷却しつつあるマグマ (大部分は固化しているが, 中心部は溶融状態と推定される) の直上には, このマグマから分離上昇したマグマ性流体と地表から浸透した天水とが混合して気液2相の地熱流体上昇ゾーンが形成され, 最終的には, 高温噴気地域である九重硫黄山の地表において噴気・温泉を噴出する活動的な噴気地域となっている。これはマグマ性流体が主要な熱源および水の起源となっている典型的なマグマ性高温地熱系と考えられる。
- 1994-04-28
論文 | ランダム
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