北部フォッサマグナ地域の越後湯沢堆積盆地における中新統層序とその構造発達過程
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概要
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本研究は新潟県越後湯沢堆積盆地縁辺部の中新統の層序を明らかにし, その発達過程を復元したものである.調査地域は塩沢地域と土樽地域に二分される.塩沢地域には, 新称, 塩沢層(舞子角礫部層, 吉山頁岩部層, 小松沢玄武岩部層)が分布する.土樽地域には松川層(新称, 土樽砂岩・玄武岩部層, 中里凝灰岩部層, 神立頁岩部層)が分布する.神立頁岩部層からは今回新たに浮遊性有孔虫を確認し, Blow(1969)によるN.9に対比される.越後湯沢堆積盆地の発達過程は, 以下のステージにまとめられる.[I]陥没による盆地発生および湖沼性環境の形成(18-17Ma)[II]海進を伴う沈降とバイモーダル火山活動(17-15Ma)[III]引き続く沈降による厚い海成泥岩の堆積(15Ma)
- 日本地質学会の論文
- 2000-08-15
著者
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久保田 喜裕
Department Of Environmental Science Faculty Of Science Niigata University
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チョイ タッド
Graduate School of Science and Technology, Niigata University
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チョイ タッド
Graduate School Of Science And Technology Niigata University
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Choi Tad
Graduate School Of Science And Technology Niigata University