光重合型ボンディングライナーに関する基礎的研究 : 第2報 2-メタクリロキシエチルp-メトキシフェニルリン酸の象牙質接着促進効果について
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概要
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2-メタクリロキシエチルp-メトキシフェニルリン酸(以下CH_3O〜OHと略記)を含む光重合型ボンディングライナーの象牙質接着性について検討した.ライナーは, 接着促進モノマーとしてCH_3O〜OH, ベースモノマーとしてTEGDMA, 光増感剤d, l-カンファーキノン(以下CQと略記), 還元剤N, N-ジメチルアミノエチルメタクリレート(以下DMAEMAと略記)から成る.引張接着試験及びSEM観察の結果CH_3O〜OHはエッチングされた象牙質へのモノマーの浸透性を向上させるのに有効であることが示唆された.2wt% CH_3O〜OH, 0.5wt% CQ, 0.5wt% DMAEMAをTEGDMAに溶かした組成において最大接着強さ6.4MPaが得られた.
- 日本歯科理工学会の論文
- 1987-09-25
著者
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二階堂 徹
東京医科歯科大学歯学部第一歯科保存学教室
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二階堂 徹
東京医科歯科大学医用器材研究所有機材料部門
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中林 宣男
東京医科歯科大学生体材料工学研究所
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中林 宣男
東京医科歯科大学
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中林 宣男
東医歯大・医用研・有機
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