ヒト歯牙および歯科用セメントの熱的性質
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概要
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ヒト歯牙と歯科用セメントの熱的性質(温度伝導率, 熱伝導率)の測定を行なった.さらに, 全部鋳造冠修復前後の歯髄腔での温度変化を調べ, 歯科用セメントの断熱効果を検討した.ヒト歯牙の象牙質, エナメル質, 歯科用セメントの温度伝導率は, それぞれ2.04×10^<-3>cm^2/sec, 3.22×10^<-3>cm^2/sec, 0.99〜1.87×10^<-3>cm^2/secであった.熱伝導率は, それぞれ1.36×10^<-3>cal/cm・sec・℃, 1.84×10^<-3>cal/cm・sec・℃, 0.50〜1.51×10^<-3>cal/cm・sec・℃であった.また, 鋳造冠下のセメント層に断熱効果が認められ, その効果は温度伝導率, 熱伝導率の低いセメントになるほど大きくなった.
- 日本歯科理工学会の論文
- 1990-07-25
著者
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嶺崎 良人
鹿児島大学歯学部歯科補綴学第一講座
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嶺崎 良人
鹿児島大学大学院医歯学総合研究科咬合機能補綴学分野
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嶺崎 良人
鹿大院・医歯・咬合補綴
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嶺崎 良人
鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 咬合機能補綴学分野
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