S II-1 レーザーラマン分光法 : 非破壊でμmオーダー領域の分子組成をさぐる
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概要
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レーザーラマン分光法は、光と分子の相互作用の一つであるラマン散乱を介して、物質の同定を行い、化学結合、分子構造、結晶構造に関する情報を得る方法である。赤外分光法とは互いに相補的関係にあるが、ラマン分光法の有利な点は、水溶液の測定、常圧下非破壊測定が可能、顕微鏡との組合わせにより、顕微赤外より一桁小さいμmオーダー領域の分子組成を分析できる事で、歯や骨など生体試料の他、歯質と各種歯科材料との界面分析など歯科領域への活用が期待される。
- 1992-09-10