コンポジットレジン中のフィラー形状と粒径および含有量が硬化時の収縮応力に及ぼす影響
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概要
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薄いガラスビームの片面上に, 26種類の試作コンポジットレジンをそれぞれ接着させた際の重合収縮応力を算出した.さらに, これらの材料の重合収縮量を, 小さなガラスセルとひずみ変換器(UL-50)を使用して調べた.これらの結果から, 硬化過程の収縮応力に及ぼすフィラー形状, フィラー粒径, フィラー含有率の影響を検討した.試料中のフィラー含有率が増加すると, ガラスビームのたわみ(収縮応力)を増大させ, 硬化中の線収縮量を減少させた.さらに, この収縮応力はより大きな平均粒径のフィラーを使用することによっても減少した.同一フィラー含有率の試料では, 収縮応力に及ぼすフィラー形状の影響は認められなかった.
- 日本歯科理工学会の論文
- 1994-11-25
著者
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