ノンアスベスト鋳造用リングライナーに関する研究 V : 加熱時の空隙率と被圧縮率について
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概要
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キャスティングライナーの緩衝性を表すパラメータである加熱時の空隙率および被圧縮率について, セラミックファイバー系ライナー14種(A群:ロックウール系, B群:セラミックファイバー低温系, C群:セラミックファイバー標準系, D群:セラミックファイバー低温〜標準系およびE群:カオリン系)および対照のアスベストリボン3種(AS群)を用いて検討した.その結果, 加熱時の空隙率は, 200〜400℃にかけて大きく増加する群(A群, B群, E群およびAS群)とわずかに増加する群(C群およびD群)とに, 400℃以降でわずかに増加する群(A群, B群のNA5, C群のNA7, 8, 9, E群およびAS群)とほとんど変化しない群(B群のNA4, C群のNA6およびD群)とに大別された.加熱時の被圧縮率は, 200℃ではわずかに減少する時(A群, B群, C群, D群のNA12およびAS群)とほとんど変化しない群(D群のNA11, 13, 14およびE群)とに, 200℃以降で加熱温度の上昇に伴い増加する傾向を示す群(A群, B群, C群のNA12, E群およびAS群)とほとんど変化しない群(C群のNA11, 13, 14およびD群)とに大別された.加熱時の空隙率と被圧縮率との関係は, 正の相関を示し, 相関係数は高度に有意であった.
- 1998-07-25
著者
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