骨補填材としてのリン酸カルシウムセメントに関する基礎的研究 : 粘弾性バインダー添加α-DTセメントの骨組織内評価について
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概要
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顎口腔外科領域では,様々な疾患により骨の欠損が生じる.これまで,顎骨の再建を目的として多くの骨補填用生体材料の研究開発を行っている.また,生体材料・骨複合体の形成による機械的強度,体積の保持といった機能性の回復をめざしている.今回,α-DTセメントの操作性,賦形成を向上させるために,粘弾性バインダーとしてヒドロキシプロピルセルロースを添加したα-DTセメントを調整した.そこで,新たに調整した骨補填材の骨欠損部での新生骨の形成および骨組織内の変化について検索をした.その結果,α-DTセメントおよびHPC添加α-DTセメント乾燥ディスクは,臨床応用への可能性が示唆された.
- 2004-07-25
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