積層水膠材印象間接法の術式条件と精度
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概要
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本研究は, 日常の臨床で遭遇する一連の術式条件下における各種の因子が, 積層水膠材印象間接法によって得られた歯型の精度にどのような影響を及ぼすかを検討した.その結果, 次のような結論を得た.1.アルジネート印象材の計量を付属の計量器によって行った場合, 石膏注入後の印象保管条件を変えた場合, また再溶解した寒天印象材を使用した場合, いずれも歯型の精度に影響を及ぼさなかった.2.寒天印象材の保管温度は歯型の内側値に影響を及ぼし, また印象撤去後から石膏注入までの時間が長引くほど外側値は大きくなり内側値は逆に小さくなり, 寸法精度は劣化した.
- 日本歯科理工学会の論文
- 1983-03-25